2017年1月8日日曜日

3月18日 東京大学 哲学構築シンポジウム 「あのときの、あれからの福島」参加のお知らせ

 3月18日(土)、東京大学文学部で開かれる
に、安東量子が発表者として参加いたします。
 発表タイトルは「福島で暮らす/暮らせる、暮らさない/暮らせないということ」で、30分を予定しています。
 東京電力福島第一原子力発電所事故以降、福島県内で暮らすことがどういうことだったのか、私の経験からお話ししたいと思っています。放射能とどのように向きあわねばならなかったのかということだけでなく、国によって定められた基準や区域指定が住民生活にどれほど大きな影響と混乱をもたらしたかということについても触れたいと思っています。
 他の発表者の皆さまも、事故後の福島県内の現実と第一線で向き合ってこられた方たちばかりですので、現地の実情を理解するための大きな一端になるかと思います。
 足をお運びいただけましたら幸いです。
    日時:2017年3月18日(土)午後1時~
    会場:東京大学文学部法文二号館一番大教室
    各提題30分、各コメント15分、その後ダイアログ

 主催の東京大学大学院人文社会系研究科・哲学研究室 一ノ瀬正樹先生のサイトから、概要(PDF)について、以下引用いたします。
 東日本大震災六年目を迎えて、改めて問題を再考し、「災害復興のための哲学構築」という私どもの科研費主題の進展を図る、という趣旨で、シンポジウム「あのときの、あれからの福島」を開催いたします。いまなお、さまざまな点で、福島の現状は、福島県外で誤解されておりますので、被災地復興という視点から、東京にてこうした集会を行う必要性が依然としてあると理解しています。実際、震災後も、熊本地震、鳥取地震と続き、いつまた、日本のどこにおいても、災害発生可能性があり、放射線が関わる災害の可能性も当然あります。そうした状況を踏まえ、近年最大の災害である東日本大震災そして福島第一原発事故について、もう一度振り返り、現在進行形の被害や誤解の解決、そして将来に向けての教訓を得ること、に関して、現地からの声も含めて、学術的かつ実効的な形で、方向性を模索してまいりたいと思っています。

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